デイヴィッド・ホックニー 「ヨークシャー 7つの風景」

ニューヨークの大御所ギャラリーであるペースギャラリーで開かれた「視点」をテーマにしたグループ展で、現代の巨匠デイヴィッド・ホックニーのビデオ作品を見てきました。何気ない雑草や、林が風に吹かれる様を、18台のカメラで撮影、18個のスクリーンに映し出したものです。

アルブレヒト・デューラーの木版画「6つの結び目」

ドイツのルネサンス期の画家、アルブレヒト・デューラー作による木版画、「六つの結び目」。オリジナルデザインは、レオナルド・ダ・ヴィンチによるものとされています。デザインが美しいのと、細部まで彫られた木版画には、すっかり感心してしまいます。

桃山時代のハッカチョウ屏風(作者不明)

作者不明の、3メートルを超える屏風が対になったもので、大陸由来の吉祥鳥、ハッカチョウ(ハハチョウ)の群れが描かれています。それぞれの鳥の表情や、群れの中での「あり方」が、個性的で、人間社会を象徴しています。じっくり見ていると、かなり楽しい屏風です。

レオナルド・ダ・ヴィンチのチョーク画「聖母の頭部」

レオナルド・ダ・ヴィンチは、スフマートという、影の部分から光の部分に向かって、滑らかなグラデーションを、「ぼかし」で作るテクニックを、「モナ・リサ」といった有名作品で用いました。メトロポリタン美術館所蔵の、チョーク画でも、この技術が使われています。非常に繊細な印象の絵です。

長沢芦雪 「鶴図」

江戸時代の奇才、長沢芦雪の描いた丹頂鶴の掛け軸を、メトロポリタン美術館で見ました。シンプルな絵ですけれど、一度見たら忘れない印象を残す作品です。同じくインク画の、ドラクロワの「虎」の絵と比較してみました。

<ニューヨーク アート事情>アッパーイースト 極寒のギャラリー巡り

毎年1月の最終週は、アッパーイーストサイドの一連のギャラリーが参加する、鉛筆画、チョーク画、インク画、水彩、パステルなどの紙に描かれた作品を展示するイベント、「マスタードローイング」が開催されます。かなり寒いなか、着ぶくれして、ギャラリー巡りをしてきました。

サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」

フィレンツェで活躍したルネッサンスの画家、ボッティチェリ。メトロポリタン美術館では、「受胎告知」が見ることが出来ます。有名な「ヴィーナスの誕生」に比べると大変小さな絵ですが、透明感ある色彩が春を思わせる美しい作品で、一見の価値があります。

アフリカ コンゴ文明「パワーフィギュア」

19世紀に存在したコンゴ文明にて作成された「パワーフィギュア」。体に打たれた釘は、コミュニティーにおいて重要な案件あるいは出来事の度に打ち込まれたと言います。お腹の空洞部分には、神聖とされる物質が僧侶によって挿入されていました。非常に迫力のある展示品です。

中世 テンペラ宗教画「聖母と子供と天使」など

卵の黄身を顔料に加えて描くエッグテンペラは、油絵が主流になる前の中世時代によく使われた絵具でした。メトロポリタン美術館では、イタリアのテンペラ宗教画を、たくさん見ることが出来ます。油絵と違い、色あせることがない卵テンペラ。中世時代の人が見たのと同じ色彩で、絵を見ることできます。

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