
ジャック・ウィッテンのアクリル・タイル抽象画
日本では、ほとんど無名のアメリカ人画家ジャック・ウィッテン。アクリル絵具を固めてから砕いて作るタイルで、社会に貢献したアフリカ系アメリカ人を描いています。『物語』を表現するという伝統を拒否、『マテリアリティー』を表現する絵画を追及しています。
ニューヨークのメトロポリタン美術館で考えた
日本では、ほとんど無名のアメリカ人画家ジャック・ウィッテン。アクリル絵具を固めてから砕いて作るタイルで、社会に貢献したアフリカ系アメリカ人を描いています。『物語』を表現するという伝統を拒否、『マテリアリティー』を表現する絵画を追及しています。
フランスのロマン派ドラクロワの花の絵は、植物が主役でありながら、物語性があってドラマチックです。上部に描かれた朝顔(あるいは夕顔)の力強さが、日本の伝統的な朝顔のイメージとは全く違っているところも注目です。
ロマン派の巨匠ドラクロワが、当時人気のシャトーブリアン作の小説を、絵画で表現した「ナッチェス」。戦争中、暴力から逃れる途中、赤ん坊が誕生した直後の、アメリカ先住民カップルの様子を描いた作品です。