トム一覧

ジョアン・ミロ「鳥に向かって石を投げる人」

シュルレアリスム(「超現実主義」)に属するジョアン・ミロの絵は、一見、子供が描いた絵のように見えます。けれど、シュルレアリスムは、フロイドやマルクスの理論があって始めて、芸術の歴史の上にあらわれてきたムーブメントで、ミロの作品は哲学的な絵なのです。

アンディー・ウォーホールのシルクスクリーン 「銃」

ウォーホルは、アメリカで大量消費される、キャンベルスープ缶や有名人の顔をシルクスクリーン作品の題材としました。ポップアートと呼ばれ、楽観的なイメージが一見あるウォーホル作品ですが、交通事故の現場や電気椅子といった暴力に関する作品もけっこうあります。今回は、「銃」という作品について書いてみました。

<ウィリアム・ケントリッジ展>考えるためのアート作品

南アフリカのウィリアム・ケントリッジは、石炭(チャコール)を使った絵を使ったアニメーション、オペラ、彫刻などの作品で知られています。アフリカとヨーロッパの関係をテーマとした作品ですけれど、どちらが悪者かといった単一的な表現ではなく、見る人の中に疑問を提示することを誘発する作品となっています。

デイヴィッド・ホックニー 「ヨークシャー 7つの風景」

ニューヨークの大御所ギャラリーであるペースギャラリーで開かれた「視点」をテーマにしたグループ展で、現代の巨匠デイヴィッド・ホックニーのビデオ作品を見てきました。何気ない雑草や、林が風に吹かれる様を、18台のカメラで撮影、18個のスクリーンに映し出したものです。

アルブレヒト・デューラーの木版画「6つの結び目」

ドイツのルネサンス期の画家、アルブレヒト・デューラー作による木版画、「六つの結び目」。オリジナルデザインは、レオナルド・ダ・ヴィンチによるものとされています。デザインが美しいのと、細部まで彫られた木版画には、すっかり感心してしまいます。

桃山時代のハッカチョウ屏風(作者不明)

作者不明の、3メートルを超える屏風が対になったもので、大陸由来の吉祥鳥、ハッカチョウ(ハハチョウ)の群れが描かれています。それぞれの鳥の表情や、群れの中での「あり方」が、個性的で、人間社会を象徴しています。じっくり見ていると、かなり楽しい屏風です。

レオナルド・ダ・ヴィンチのチョーク画「聖母の頭部」

レオナルド・ダ・ヴィンチは、スフマートという、影の部分から光の部分に向かって、滑らかなグラデーションを、「ぼかし」で作るテクニックを、「モナ・リサ」といった有名作品で用いました。メトロポリタン美術館所蔵の、チョーク画でも、この技術が使われています。非常に繊細な印象の絵です。

長沢芦雪 「鶴図」

江戸時代の奇才、長沢芦雪の描いた丹頂鶴の掛け軸を、メトロポリタン美術館で見ました。シンプルな絵ですけれど、一度見たら忘れない印象を残す作品です。同じくインク画の、ドラクロワの「虎」の絵と比較してみました。

<ニューヨーク アート事情>アッパーイースト 極寒のギャラリー巡り

毎年1月の最終週は、アッパーイーストサイドの一連のギャラリーが参加する、鉛筆画、チョーク画、インク画、水彩、パステルなどの紙に描かれた作品を展示するイベント、「マスタードローイング」が開催されます。かなり寒いなか、着ぶくれして、ギャラリー巡りをしてきました。

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